私は、2年ほどの引きこもりから脱出するため、喜作さんにしばらくお世話になり、今は卒業してA型事業所で半年以上継続して働いています。
お仕事は大変ですが、今も頑張っていこうと思えるのは、喜作さんでの経験があったからだと思います。
喜作さんでは、名刺や掲示物のイラストを描かせて頂いたり、イベントの写真を撮らせて頂いたり、イメージキャラクターを製作させてもらったり、本当に色々なことに取り組ませて頂きました。
私は“描くこと”をやりたかったので主にそういった仕事を用意して頂いていましたが、みんながそれぞれのやれることを何でもやってみていいよと言ってくれる事業所さんだと感じました。
私が特に良い印象として残っているのは、職員のみなさんがとても優しくて、辛かった話を真面目に聞いてくれたり、楽しかったことは喜んでくれたりと、利用者の気持ちに寄り添って傾聴して下さっているところです。
園芸屋さんでお花を選んで世話したり、毎日工夫して出してくれる昼食が美味しかったり、とても過ごしやすくいい環境でした。
そして、ゆっくりと人と接すること、日中に活動することに慣れていき、喜作さんでいろいろと自由に取り組ませて頂いた経験を自信に変えて、A型へ挑戦しました。
ここに在籍できたことが私にとってプラスだったと今も思います。これを読んでくれたあなたも、自分に合う事業所に巡り合えますように。
精神 20代 女性
前職から「メンタルが回復しない。
歩行もままならない状態であれば、転職先を探されてはいかがですか。」と言われショックから生きる意欲も失い部屋に引き籠り食事も摂らない生活を送っていました。
退職してこのままでは不味いと思い、
①歩行出来るようにリハビリや筋トレ時間を増やす事
②無職になったので社会から取り残された感があったので、なんでも良いから仕事をする。
③引き籠り生活だったので、生活のリズムを取り戻す事
この3つを当面の目標として、就労支援事業所の見学まわりをしておりました。
色々な就労支援事業所を見学してみて喜作を選んだのは、前職でお世話になった私より年齢の若い上司と言動、行動が似ていた代表者でした。
人知れず苦労されてきたのだろうと推測しますが、そのような姿は一切、人には見せず、常に前向きに、落ち込んでいる私に「もっと肩の力抜きましょうよ!」ってお声掛けして下さる素敵な方です。
そんな素敵な人と一緒の時間を共有したいと思うようになり通所する事にしました。
通所して感じた事は代表者だけでなく、そこで働く職員さん一人一人がとても素敵な人達ばかりでした。
引き籠りの期間があったので、対面で人と話をするのに緊張と、「自分では気が付かないうちに、相手を傷つけてしまっているのでは?」と不安がありました。
話す自信が無かったのですが、「喜作」の名の通り、人が喜びを作れる、自然と笑顔を作れる、まさに癒しの空間でした。
通所している人は、年齢も幅広く色んな人が通所されていて、こちらも職員同様に皆さん優しくて魅力的な素敵な人達ばかりで、短い期間でしたが、出会えて私にとってのかけがえのない財産です。
所内では年齢が若い人やまだ社会経験の浅い人や再就労に向けてリワークしている人の為に、朝の挨拶、帰りの挨拶、お礼をきっちり言える事を、代表者自らお手本となり率先されていました。
喜作が癒しの空間であり、働く場、自分が自分で居られる場である事に感謝して行う清掃当番、調理補助、食料品買い出しなどを皆で行い、とても清々しく気持ちの良いものでした。
喜作で私が学んだ事。それはもう少し自分を好きになる事。一日一日を大事に楽しく過ごす事です。
お金はあればあるほど良いかもしれませんが、楽しい時間はお金では買えません。
喜作で過ごした貴重な時間を大切にして、もし叶うのであればいつの日か、今度は職員の立場で、皆さんの癒しの空間、【喜作】で生活に困っている人や苦しんでいる人の何か手助けが出来ればと考えております。
最後に通所されている皆さん。他人に迷惑をかけない程度に自分らしく楽しく日々をお過ごし下さい。
精神 50代 男性