奥深い…

本日は喜作で研磨/修理した時計をご紹介します。

1枚目の時計は
「カルティエ サントスドゥモワゼル」
サントスが誕生したきっかけ。
アルベルト・サントス=デュモンというブラジル出身の飛行家が操縦桿から手を放さずにみれるように友人のルイ・カルティエに依頼したもの。その中のドゥモワゼルはアルベルトサントスデュモンが最後に乗っていた飛行機「ドゥモワゼル号」にちなんで2005年にレディース専用として作られた時計。またカルティエのリューズには、サファイヤカボションが付いていることがあり、これは元々がジュエリーだった為、ウォッチとジュエリーの繋がりを表している。
・文字盤
①偽装防止のインデックス(XとVII)  
②ホワイト文字盤
・ケース
 
①本体の側面はエッジの効いた形状
②ケースはスクエア型で角が丸みを帯びている
③表面にダイヤ付
④ケースの大きさは24㎜×18.7㎜と最小のミニサイズで、女性用向けのデザイン時計
・リューズ
カルティエ特許の宝石付き(サファイアが多いがこの時計はダイア)
価格は315.000~600.000

2枚目の時計は
「パネライルミノールGMT 」
1860年、イタリアのフィレンツェに創造者である「ジョパンニ・パネライ」がグラツィエ橋で小さな時計店(スイス時計店)を開設。
パネライ時計は「ラジオミール」として海軍用に防水機能・明るく発行する化合物を取り入れるよう製造していた。
1960年にラジオミール時計に含まれているラジウムの塗料が従業員の健康の為、禁止されて新素材の「ルミノール」(放射線物質が少ない)が使われるようになった。他にパネライの特許であるリューズガードが取り付けられた。
・文字盤
①夜光アラビア数字
②アワーインデックス
③3時位置に日付
④9時位置にスモールセコンド
GMT付=地球の時差を計算する二つの時間を表示するもの
・リューズ
パネライ特許のリューズガード/レバーロック式
価格600.000~900.000

このように喜作では修理完了品にコンディション調査とスペックを
お伝えする事も業務の一環として行っております。

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